ふわりぃでお馴染みの協和さんのランドセル工場を見学してきました
先日、ふわりぃランドセルでお馴染みの協和のランドセル製造工場を見学に行ってきました。
21世紀になり、身の回りの商品は中国製が当たり前になりましたが、ランドセルは今でもほとんどのメーカーが国内の工場で製造しています。
貴重なメイドインジャパンの鞄であるランドセルの製造現場を是非一度見たいと思っていましたので、メーカーの営業の方にお願いして見学させていただきました。
一部激安の中国製のランドセルなどを販売しているお店もありますが、やはりこういう日本人の熟練の技術者が作っているところを間近で見ると、日本製がいいなあと思わざるを得ません。
これからも当店では日本製のランドセルを押して行きたいと思います。
いよいよ見学スタート!
メーカーの方とは千葉県某所の工場で待ち合わせ。
多くの工程を下請けに任せるメーカーが多い中、こちらのメーカーではパーツ類を除いて全工程をこちらの工場で製造しています。
OEM生産を含めると、業界最大手のセイバンに匹敵する製造数を誇る協和の工場とあって、かなりの大きさです。
ランドセルというと、小さな鞄工房で、職人さんがすべての工程をこなして作っていくイメージが強かったですが、こちらの大きな工場ではすべての工程が分業化されていました。
協和は、人工皮革クラリーノを初めてランドセルに採用して、初めて近代的な工場製造を始めたメーカーだけあって、小さなランドセル工房とは規模からして違いました。
まずは、クラリーノの裁断の工程から順番に見て行きましょう。
色とりどりのクラリーノが並んでいました。いまどきのランドセルは実にカラフル!
クラリーノの種類も無数です。
クラリーノをロールから適当なサイズに裁断していきます。
自動車のシートなどの切り抜きにも使われるオート裁断機で、自動で大きなパーツを切り抜いていきます。
一方、小さなパーツは金型でプレスして切り抜いていきます。棚には無数の型が並んでいました。
手作業で金型を当て、一つ一つ手作業でプレスして切り抜きます。
一方こちらは天然皮革を切り抜く工程です。金型を当て一つ一つ手作業で切り抜きます。
写真の黒い革はコードバンです。馬1頭から僅かしか取れない最高級の皮革です。
抜き方を間違えると大損失になるので、非常に慎重に作業を行っていました。
皮革を切り抜いたら、各パーツごとに作成していきます。こちらはかぶせの製造工程です。
機械で糊付けして。
手作業で一枚一枚、皮革と裏地を貼り合わせます。
張り合わせたものをプレスして、かぶせの大枠が完成です。
かぶせの内側のポケットを縫い込んでいきます。
一つ一つ手作業で丁寧に縁を縫って仕上げます。
こちらはかぶせの先端に付く錠前差込みを作る工程です。機械で錠前をつけていきます。
出来上がった錠前差込みを、かぶせに取り付けて、かぶせが完成です。
ここからは背当てを作る工程です。型にクッション材を並べていきます。
上に皮革をかぶせて圧着します。
さらに膨らみに合わせてコンピューターミシンで正確に縫っていきます。
かぶせと背当てを縫い合わせます。
出来上がった背当てとかぶせのパーツです。なんと美しい仕上がりでしょうか。
持ち手ハンドルを鋲を打ち込んで取り付けていきます。
ここからは大マチを作る工程みたいですね。コンピューターミシンで刺繍が施されます。
出来上がった板を、機械でパタンパタンと三つ折にしていました。大マチらしくなりましたね。
こちらではファスナーポケットと小マチを作っていました。パーツが多い部分なので工程も多くて大変ですね。
丁寧に一つ一つミシンで縫っていきます。本当に熟練の手作業を必要とする工程が多いですね。
小マチの部分が出来上がりました。ほんとうに丁寧に縫製されています。
大マチと小マチを接着していきます。素早くズレないように、地味な様で技術がいる作業です。
ミシンで縫って完全にくっつけます。
ヘリにテープを縫いつけて最終仕上げです。
ここでは大マチのサイドにナスカンを取り付けていました。
いよいよ出来上がった大マチと背当てを接着します。ずれないように慎重に貼り合わせます。
そして縫い付けて完成させます。使っているのは横向きに縫えるドイツ製の特殊なミシンだそうです。
こちらでは肩ベルトの部分を縫って作っていました。
出来上がった肩ベルトを背カンに取り付けます。これで全て完成です。
最後に検品と清掃を行い箱詰めしていました。検品の工程に圧倒的な人数が割かれていたのが印象的でした。
品質を維持する最後の要になりますので、かなり力を入れているようでした。
ランドセル工場の見学を終えて
以上、株式会社協和さんのランドセル工場見学でした。
ランドセルは多くが国内生産していることは知っていましたが、
実際の製造現場を見ると本当に国内の工場で人の手によって作られていることがよく分かりました。
若い方もベテランの方もいらっしゃいましたが、皆様一心不乱に作業に打ち込んでいる姿はプロ意識、職人魂を感じました。
やはりこういう日本人の熟練の技術者が作っているところ間近で見ると、日本製の素晴らしさを改めて感じました。
これからも日本製のランドセルを押していきたいなと改めて強く思った1日でした。
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