工房系ランドセルが人気なようですが大手メーカーの商品よりもおすすめですか

今月初めの記事で、2017年度の工房系ランドセルの受付開始とその過熱ぶりのニュースをご紹介いたしましたが、ランドセル商戦真っ只中の7月ですので、工房やお店を巡っている方もいらっしゃるかと思います。

昨日、工房系のランドセルメーカーで知られている土屋鞄のサイトがダウンというニュースがありました。工房系と呼ばれる小規模のメーカーは製造できる数に限りがあり、購入を希望される方が発売と同時に殺到します。 人は限定という言葉に弱いのか早々に売り切れてしまう工房系には毎年購入希望者が殺到します。
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受注数が決まっている工房系の争奪戦というニュースを目にすると、工房系ランドセルが圧倒的人気で、大手メーカーや中小メーカーのランドセルは人気の工房系ランドセルを購入できなかった人が買うものという印象を持たれる方がいらっしゃるかもしれませんが、そういうわけでもございません。

実際は、90万本から100万本前後とされている年間のランドセル販売数の内、過半数を大手メーカーの製品が占めます。OEMやコラボ商品も含めると、上位2社だけで全体の半数近くを製造しているとも言われていますので、大手メーカーが幅を利かせている業界なのです。

工房系ランドセルは全体から見ると数少ないシェアを占めているに過ぎません。単純に製造個数に限りがあるため人気の工房やモデルは早い者勝ちの争奪戦になってしまうのです。

ただ、人気の工房である土屋鞄などは昨年は9月に入っても購入することが出来たようです。人気カラーや天然皮革のモデルなど人気のモデルは受注開始直後に売り切れてしまう場合が多いようですが、最終的に受注を打ち切るのは初秋に入ってからです。

土屋鞄は工房系と呼ばれるメーカーとしては異例の規模で年間4万本弱の製造個数と噂されており、中規模のメーカーに匹敵する規模です。メーカーと工房の違いも明確な定義なあるわけではございませんので、イメージの問題とお考えください。

工房系ランドセルとは

そもそも工房系ランドセルとはどのようなものなのでしょうか。その定義は明確ではありませんが、一般的には大手メーカーの対義語として使われているようです。

つまり小規模なメーカーということになります。ただ、中小のメーカーでも工房系と呼ばれていないところもあり規模によって分類できるものでもございません。

一般的には大手メーカーは自動化が進んだ近代的な製造ラインで大量生産しているのに対して、工房系は熟練の職人が一つ一つ手造りで作っているイメージが強いようですが、実際はその製造工程は驚くほど変わりません。

たしかに、親子2代の家族経営で従業員6人というような本当の意味での小さな工房でしたら、職人1人が一つのランドセルを全行程縫うような製造方式を採っている工房もあるでしょう。しかし、多くの工房と呼ばれているメーカーは、大手メーカーと同じように分業制の生産工程を採っており、生産ライン方式で製造しています。

逆に大手メーカーもあまり機械化は進んでおらず、結局は職人が手作業でミシン縫いを行っています。こうなってくると、大手メーカーも大きな工房もほとんど同じ存在であることがお分かりいただけるかと思います。

その違いはあくまでイメージの問題なのです。工房のランドセルは手造りでしっかりしている、大手メーカーの製品は機械製造で量産品というイメージは全くの幻想で、実際は同じ材料で同じような工程で製造されているのが現実です。

先日、ふわりぃランドセルでお馴染みの協和のランドセル製造工場を見学に行ってきました。ランドセルというと、小さな鞄工房で、職人さんがすべての工程をこなして作っていくイメージが強かったですが、こちらの大きな工場ではすべての工程が分業化されていました。
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大手メーカーと工房系おすすめなのは

それではどちらがオススメなのですか?というご質問が来そうですが、明確にオススメというものはございません。ランドセルは一部の安物を除いて殆どが国内生産の日本製になりますので、大きく品質が劣るものはございません。

また、多くのメーカーの製品には6年間保証が付いているので、スーツケースほどナーバスにメーカーを選ぶ必要はございません。ある程度のメーカーでしたらどれを選んでも大ハズレはございません。

見て回って気に入ったものを購入すれば問題ないと思います。それでもあえておすすめと問われれば、かばん屋店長の私としては大手メーカー品をおすすめいたします。

やはりランドセル市場のシェアの大半を占める大手メーカー製が安心です。値段も品質も工房系と大きく変わりません。それならば多くの方が選ぶ大手メーカー製にしておいたほうが無難です。

また、規模の経済性がありますので、先進的な構造や新素材をいち早く導入するのは大手メーカーになります。

工房系では未だに時代遅れの昔ながらのランドセルを、"昔ながらの製法を守る"や"伝統の"というキャッチフレーズで販売していますが、人間工学に基づく機能性や背負い易さでいえば大手メーカーに軍配が上がります。

正直なところ、私が鞄屋の店長で、お店で大手メーカー製を取り扱っているので大手メーカーを押している面もございますが、実際に圧倒的なシェアを誇っているのは事実ですので、特にこだわりがなく無難に良い物を求めるなら大手メーカー製がおすすめです。

どうしてもこの工房のランドセルが欲しいという強い希望がある場合は、もちろん工房系を選ぶことには何の問題もございません。お子様がほしい物を購入するのが一番です。

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